書籍「東洋ファンタジー風景の描き方」で風景画練習
↑の続き
11月頃からチマチマ描いてた背景練習絵が完成したのでそれの記事です。
参考にしたのは下の「東洋ファンタジー風景の描き方」という書籍になります。
東洋ファンタジー風景の描き方 CLIP STUDIO PAINT PRO/EX 空気感のある背景&キャラのなじませ方
- 作者: ゾウノセ,藤ちょこ,角丸つぶら
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2017/09/30
- メディア: 大型本
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ラフ
雑ラフ~ラフ線画までを描きました。
この書籍の描き方だと線画からちゃんと描いていく形になるので、まずここで結構時間がかかりました。
線画をメインベースにする絵だと線画の時点である程度最終クオリティが決まってしまうので、線画に苦手意識ある自分にはなかなかしんどい工程でした。
陰影~ベースカラー
ざっくりした陰影を置き、陰影をなじませながらベースカラーを置きました。
基本的に 乗算で全体を暗く し、明るい部分は発光レイヤーで後から光を載せていく 手法となっていました。光の当たっている場所を考えながら置いていけるので、影が出来ている場所を考えるよりも楽な感じでした。
また、近景・中景・遠景のレイヤーの分け方が分かりやすく、参考になりました。
ハイライト~描き込み
ハイライトを入れたり細かいところの描き込みを行いました。
ハイライトを入れると一気に質感が出てくるのでそれっぽくなりますね。
近景の草などは書籍付属のブラシをこすりながら描きました、いい感じに質感が出てるので今後も同じような場面で使えそう。
キャラと気球を描いて完成
キャラと気球、空気感のモヤやハレーション(光の筋)を描き入れて完成しました。
この書籍には キャラの描き方と気球の描き方までは載っていない のでこの二つはいつものシルエットベースの描き方で描きました。やはりシルエットベースの方が描きやすい感。
赤系の色や紫などカラフルな色が入ってくると一気に雰囲気が変わりますね。
まとめ・感想
こちらの練習絵には 計80時間 くらい?はかかりました。
この本にはゾウノセさんと藤ちょこさんのメイキングが何枚かずつ載っていますが、こちらの絵を描いたゾウノセさんはかなり 理詰めと細かいレイヤー分け で描いていく感じでした。
丸々全部この手法を使わない人でも絵をリッチに見せるために勉強になることは多い印象です。
ただ、チュートリアルの一枚を除くと 書籍の中でこの絵が一番簡単で密度が低い ので、本当の初心者が買うと難易度に絶望するかもしれないです。
またキャラクターの描き方は載っていないので、キャラクター位はある程度描けないとキツイかも。
実際自分がこの書籍に載ってる絵の模写を全部やったらそれだけで 1000時間くらい かかりそうな気はします。
中々挑戦しようとも思えないレベルの描き込み量になり、やった相応の経験値は入ると思うので、今後もちょっとずつやっていくかも。
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